夏の訪問看護ってどうなの?

在宅介護のこと
トモヨ
トモヨ

こんにちはー!!訪問看護師のトモヨです。
日々暑いですね。毎年どんどん暑くなって、一年の半分くらい暑くて、これからどうなっちゃうの??と思う今日この頃。
病院勤務の頃は、エアコンの効いた涼しい室内で快適だったなー。仕事しながら日焼けの心配することなんてなかったなー。とちょっと羨ましく思ったり。
でも病院勤務に戻りたいとは一瞬も思いません!!
そんな夏の訪問について少しだけお話しさせてください。
まあ、冬は冬でキツイですけどね笑。

訪問看護、夏は移動がキツイ🚗

私は関東のちょっと田舎の方で働いているので基本的には車移動です。(都会だと電動チャリが主流らしい、それはそれでキツイだろうな)
夏の訪問は本当に暑い。とにかく暑い。カーポートのある家なんてそんなに多くないのでかんかん照りにの中、野ざらし駐車。
1回の訪問はだいたい30分から1時間くらいなので、終わる頃には車の中はアチアチになってる。
余裕で40℃くらい。モアっとしますよね。
「看護師さんも水分摂ってね」と優しいご家族から頂くありがたいペットボトルの冷たかったお茶も、あっという間にホットティーに。(3年目くらいからクーラーボックスを装備して移動QOL爆あがり)
エアコンガンガンで次のお家への移動、やーっとエアコンが効いてき涼しくなってきた頃には次のお家に到着ー。
できる限りの爽やか笑顔で「こんにちはー」と訪問させて頂きますが、
数分前までは冷え冷えシートで拭きまくりの制汗スプレー浴びまくりです。

真夏の入浴介助はもっとキツイ  そして厚着高齢者との戦い

入浴介助が続いた時には、「あー、頭い痛い頭痛い。あーこれが熱中症かー」と。
あー、この点滴、私にもしてーと思うことも多々あります。

在宅での入浴介助は「訪問入浴」という浴槽をつんだ車で訪問に来るサービスもありますが、
(夏の「訪問入浴」もキッツイ仕事だと思います。尊敬。1日中お風呂介助。。。やはり尊敬しかない)
自宅の浴室で入浴できるけど一人では難しい、ヘルパーさんより看護師に介助して欲しい、という方も結構多い。
なので訪問看護での入浴介助はよくあります。
ストマ交換がセットでついてくるパターンもあるあるですね。
汗が目に染みてストマが見えません!! 状態でもなんとか貼ります笑。

普通に自宅のお風呂場なので、狭いお家はしっかり狭い。サウナ状態。
終わる頃には滝汗で眉毛がなくなり、一緒に入ったの?と思うくらいびっちゃびちゃ。
むしろ一緒に入ればよかったと思うほど。

冬場に比べ入浴時間が短めだったり、着るものが少ないので介助時間は短くなるパターンが多いのがせめてもの救い。
ただ、時々いる、夏でもマトリョーシカ状態の高齢者。
何枚着てるのー??脱がせても脱がせても。。。
「エアコンで関節が冷えるんだよ」と言いながら裏起毛のズボン下を出してきた時は
「いやいやちょっと待て」と(ズボン下って何?笑、もう自然い言うようになったけどモモヒキか?)
「そうですよねー、冷えますよねー」と共感を示しつつ、薄手の下着にチェンジさせて頂くことも。
しかし、次に訪問するとしっかり裏起毛に着替えてる。。。恐るべし高齢者の温度感覚。

高齢の親御さんが遠方に住まれている方。
自分の親がどんな下着着てるかなんて知りませんよね?
私も知りません。近所に住んでますが、知りません笑。
「うちの親はまだ大丈夫」とみんな思ってます。もちろん私も思ってます。
でも、真夏にマトリョーシカさんが存在するのも確かです。

ぜひ、エアコンの使用状況、季節にあったお洋服選びができているか、ご両親にご確認ください。
それだけでも高齢者の熱中症患者はかなり減らせるんじゃないかな。

これを書きながらうちの父親は白ブリーフ派だったことを思い出しました。
介護が必要になる前にやめさせよう。トランクスか、せめて白じゃない下着に。

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